Vol.7「人生に新たな彩りを加えてくれるトーストマスターズ」(神奈川トーストマスターズクラブ Motoiさん)

所属クラブと会員歴を教えてください。
主に横浜の神奈川県民センターでやっている、神奈川トーストマスターズクラブに入っています。
会員歴は9年半です。(2018年8月現在)

トーストマスターズクラブに入会したきっかけを教えてください。
表現力の重要性は感じてきたつもりで、学生時代に落語をやっていました。

しかしその後、仕事は郵便配達、プライベートは税理士の受験勉強と、人との接触を極力避ける環境を選んでしまったため、しばらくすると「以前私は人とどのように接していただろうか」と自分でもどうしていいかわからなくなってしまい、気づくと友人が誰もいなくなっていました。
「利害のからまない友人関係など社会に出たら減る一方のはず。私はその貴重な友人に取り返しのつかないことをしてしまった」と落ち込みました。
そんな時、飲み会でたまたま隣になった人がトーストマスターズの会員の方で、今所属しているトーストマスターズクラブを紹介されました。

その時は自分でも不思議なくらい前向きになることができ、「もしかしたら何かのきっかけをもらえるかもしれない」と思い、恐る恐る出かけてみることとしました。
「とりあえずやってみよう」と思えたのは会費が安いことと、スピーチでプライベートな話を聞けるので、初めて見学した私でさえ親近感を感じたことから、「ここならもしかしたら私にも利害のからまない友人ができるかもしれない」と期待したからでした。

トーストマスターズクラブを続けていて良かったこと、仕事や実生活で役立ったことがあれば、教えてください。
役立ったことは、言い方に注意するようになった事です。
「世の中のもめごとは8割が内容でなくて、言い方だ」と聞きます。
トーストで習った論評の定型である、いい点→改善点→前向きな言葉、というサンドイッチ方式のおかげで、日常生活での摩擦が以前に比べ減ったように思います。
仕事ではうまくやって当たり前で、下手うったときのみ苦情がくることもある気がします。
トーストマスターズでは、良い点を積極的に探して、しっかりほめてもらえます。
そういった前提があるからこそ、改善点も受け入れられるのだと考えます。
これは仕事でのコミュニケーションでも活用しています。

ズバリ、あなたにとって、トーストマスターズクラブとは、どのような存在ですか?
トーストマスターズは、私の下手を打った人生の救世主です。
あの時トーストマスターズをご紹介いただけなければ、自分から楽しみを探しに行くような行動はとれていなかったと思います。

これからトーストマスターズクラブのご見学にいらしてくださる皆さんに、ひとことお願いします!
トーストマスターズは、バックグラウンドの違う仲間がたくさんいるので、新鮮な発想に頻繁に出会うことができます。
また、例会以外にも様々な行事がありますので、ご自身の得意なところで力を発揮してくださればいろいろな楽しみ方が出来るはずです。

あなたの生活に新たな彩りを加えるであろうトーストマスターズに一度遊びにいらしてください。
きっと自分の新しい可能性に気づかせてくれるはずです。