オンライン・スピーチ・コンテスト特例

本通達後直ちに、かつ次回通達までの間、台湾、日本、シンガポール、および韓国は、クラブ、エリア、ディビジョン、およびディストリクトレベルにおけるコンテストをオンラインにより実施することが可能となりました。今回の措置は、全トーストマスターズスピーチコンテスト一般規則の、2.適格性、A.9項「すべてのコンテスト競技者は、クラブレベル以上のコンテストに出場するにあたり、実際にコンテスト会場に居合わせなければなりません。オーディオ、ビデオ、またはその他の沿革技術による参加は許可されていません。」という規則に対する例外措置です。この例外を除き、可能な限りスピーチコンテストルールブックに従わなければなりません。以下の要件も遵守する必要があります。

1.コンテストは、オンラインプラットフォームを利用したライブオーディオおよびライブビデオ会議ツールを使用して実施する必要があります。論評コンテストおよびテーブルトピックコンテストの場合、プラットフォームは出場者が一時的に一次放送から退場し、コンテスト会場係(SAA)の監督下の控室に入れるようにする必要があります。 

2.すべての出場者は、スピーチを行っている間、ウェブカメラとマイクを使用して、画面に映り、音が聞こえるようにしなければなりません。機材の使用にあたっての費用が発生する場合、出場者は自己負担で用意する必要があります。

3.コンテスト中に技術的な障害が発生した場合に、コンテスト役員が審査委員長(チーフジャッジ)と、出場者がコンテスト委員長(コンテストチェア)とコミュニケーションできるよう、(オンラインプラットフォーム以外の)別の通信方法を用意してください

4.参加者は、オンラインプラットフォームを利用した、ライブ音声/ビデオ会議ツールを使用して説明を受ける必要があります。ブリーフィング中、

a。コンテスト委員長は、コンテストに指定された発表エリアについて説明します。各競技者のジェスチャーと表情がカメラで撮影され、音声がマイクではっきりと聞こえるように設定する必要があります。必要に応じて、コンテスト委員長は照明を追加する必要の可否について競技者に助言をしてください。例については、以下を参照してください。

b。各参加者は、自分の姿が見え、音声が聞こえることを確認するために、ご自身の機材のテストと、指定されたスピーキングエリアでの練習を行います。

c。コンテスト委員長は、機材不具合の場合は、代替コミュニケーション手段について説明します。

5.コンテスト役員は、オンラインプラットフォームを利用したライブオーディオおよびビデオ会議ツールを使用して説明を受ける必要があります。

ブリーフィング中

a。コンテスト委員長は、指定されたスピーキングエリアをすべてのコンテスト役員に説明します。再度、以下に例を示します:

b。審査委員長は、適切なコンテスト投票、スピーチコンテストの時間記録シートおよびタイマーの説明書(アイテム1175)、タリ―カウンター集計シート(アイテム1176)を提出するプロセスについて、審査員(ジャッジ)、計時係(タイマー)、集計係(タリ―カウンター)に指示をします。デジタル署名が受理されます。

c。審査委員長は、審査員に抗議のプロセスについて説明します。

d。審査委員長は、計時係にタイミングのプロセスを説明します。

i。 2人のタイマーが審査委員長によって任命されます。

ii。それぞれがコンテストの時間を計るためにストップウォッチを使用します。

iii。 1人は、緑、黄、赤の色を表示可能な機材を使用し、スピーチ中の適切な時期に出場者に表示します。

iv。もう1人は、スピーチコンテストの時間記録シートおよびタイマーの説明用紙に(項目1175)書面上経過時間の記録を行い、審査委員長に提出します。

e。審査委員長は、技術的な障害が発生した場合の代替通信方法を説明します。

6.コンテストの前に、コンテスト委員長が同点決勝審査員として審査するメンバーを選択し、コンテストにおける同点決勝審査の方法と投票用紙を適切に提出する方法を説明します。

7.コンテスト中

a。信号装置を持ったタイマーは、コンテスト期間中ウェブカメラをオンにし続け、

コンテスト出場者がスピーチ中の時間の適切なときに正確に緑、黄、または赤の信号を確認できるように表示できるようにします。

b。観客はウェブカメラやマイクを持っている必要はありません。

c。コンテスト出場者が話している間、すべての聴衆はマイクをミュートし、ウェブカメラをオフにします。

d。コンテスト中に技術的な不具合が生じた場合

i。かつ、審査委員長が、コンテストの継続ができないと判断した場合(

コンテスト出場者またはコンテスト役員が不足したことにより)、コンテストは後日、再度開催されます。

ii。影響を受けるのが1人のコンテスト出場者だけの場合には、コンテスト委員長は、技術的な問題は解決されるまで、一時中断します。そのコンテスト出場者は障害が発生した時点からスピーチを再開する必要があります。また、失格の判断が下される前に30秒の超過時間が許可されます。

8.評価コンテスト中、コンテスト出場者が論評スピーチを準備するために5分間控室に入室するとき、会場係の監督下に留まるように、自分のウェブカメラをオンにしておく必要があります。

9.テーブルトピックコンテスト中、コンテスト出場者が控室に入力するとき、会場係の監督下に留まるように、自分のウェブカメラをオンにしておく必要があります。

(国際本部より、2020年3月3日)