クラブからの活動投稿
仙台トーストマスターズクラブ20周年記念
佐藤 早弥子
基調講演式典の前半では、Y.Wさんを講師に迎え仙台にゆかりのある人物についてご講演いただきました。Y.Wさんは、長年大手流通会社で国際的にご活躍され、ご退職後にはJICAシニアボランティアとして南米エルサバドルで3年間ISOのノウハウを指導。昨年12月に帰国されたばかりの大変エネルギーあふれたご経歴を持つ方です。

その渡辺様がライフワークとして研究されておられるのが、仙台にも大変ゆかりのある支倉常長とその同士の子孫“ハポン”です。「支倉常長とその同業武士のミッションそして各地に残してきたその子孫について」の題名で、当時のスペインと日本の歴史や文化等を交えたアカデミックな視点からご講話をいただきました。時を同じくして、この20周年記念式典の終了後、皇太子殿下のスペインご訪問や支倉常長が持ち帰った遣欧使節資料がユネスコの記憶遺産に登録されたということもあり、大変時期を得た内容でご講演いただいたと思います。米国サンフランシスコからこの記念式に駆け付けた元メンバーは、奥様(同元メンバー)の旧姓が「支倉」ということで、支倉常長とのつながりを深く感じ、この度のY.Wさんの話に大変感激を受けたようです。
故 Sさんへ仙台クラブ設立メンバーの一人であるM.Wさんより、仙台クラブにとって欠かせない存在であった故Sさんに向けて、感謝と尊敬の意を込めたスピーチをいただきました。Sさんは昨年2月にご逝去されましたが、彼がこのクラブに残してくれた言葉があります。それは「Never be satisfied with what you have. Keep growing」。この言葉にあるように、私達は今あるものに満足せず、日々成長する精神を持ち続けていきたいと改めて感じます。

式典の後半には、仙台クラブ設立以来のベテランメンバーのM.Iさんによるスペシャルテーブルトピックセッションが行われました。今回のテーマは「クラブを継続していくコツ」。11名の回答者が伊藤テーブルトピックマスターからの質問に緊張しながらも、トーストマスターズクラブでの経験を生かし、発想力を駆使した機知に富む回答で会場全体を沸かせました。
祝辞式典終了後、隣室に場所を移してにぎやかにパーティーが始まりました。司会はT.Nさんに交代し、仙台クラブ設立当初メンバーで、Key Forceトーストマスターズクラブご所属のA.Mさんより祝辞を、さいたまトーストマスターズクラブご所属のM.Hさんより乾杯の挨拶をそれぞれいただきました。 さすがはベテラントーストマスター、聞いている私たちの心を動かす表現豊かなスピーチに引き込まれました。創設当時の様々な苦難や思い出話などを共有していただき、現メンバーにとってもとても感慨深い内容でした。仙台クラブの発展に向けての心強いエールをいただきました。


海を超えたお祝いメッセージ美味しい料理とお酒で会場の雰囲気が和んだところで、海外在住の元メンバーからお祝いのビデオメッセージがスクリーンで紹介されました。世界各地からメッセージが届き、懐かしい面々との再会に会場は盛り上がりました。
ベストテーブルトピックスピーカーパーティー後半に、テーブルトピックセッションでの投票結果が報告されました。かなり僅差のようでしたが、接戦を制しベストテーブルトピックスピーカーを獲得したのは、津田沼トーストマスターズクラブのS.Tさんでした。続いて2位は、元メンバーのS.Tさん、そして3位は千葉セントラルトーストマスターズクラブのS.Mさんでした。3人とも、ユーモアをほどよく交えた説得力のある回答で会場を盛り上げて下さいました。3人には賞品として仙台名産品が贈られました。
今後も私達が先輩方から受け継いだものを大事にしながら、メンバー一丸となって更なる向上を目指していきたいと思います。この20年間、仙台トーストマス ターズクラブを支えてきて下さった皆様に感謝申し上げますとともに、引き続きご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。
