世界大会コラム(全11回): ラスベガスまであと7日ー「世界へ挑む日本人」からのメッセージ ラスベガスへの道10

今回は、「世界へ挑む日本人」田村直樹さんからのメッセージをご紹介いたします。

田村さん(中央)2015年度ディストリクト・ディレクターの東さん(右から2番目)パイオニアトーストマスターズクラブのメンバーたちと共に

「世界へ挑む日本人」ブログを読んでくれてありがとう。田村直樹です。
今回の僕の世界大会の挑戦は3回目になります。
英語を母国語としない日本人が、7分間のスピーチで人の心を動かす技術を競う世界大会に挑むなんて、なんとも無謀な挑戦だなぁって最初は思いました。2011年の初出場のときです。
何がスタンダードで何がエクセレントなのかもわからない状況に放り込まれた感覚ですごく緊張しました。恥をかかずに無事に終わってくれればそれでいいって思っていました。こんな消極的な気持ちがやっぱりステージにも出るんです。
結果としては人々の記憶に残らないありきたりのOne of Them で終わりました。なんとなく悔しいような悲しいようなホッとしたようななんともすっきりしない気持ちのまま帰国しました。

それでも、そのときにすごく大事なことを発見したんです。
そのときに発見したことがいまの自分の考え方やスピーチに対する自信をつかさどる大きな原動力になっています。
その発見があったからこそ、その後もビジネスやトーストマスターズ活動において自分でも納得できる結果を生み出すことが多くなりました。
というよりも「結果にはあまりこだわらなくなった」というのが正しい言い方でしょうか。

2011年の初出場の世界大会で発見したこと
それは『みんな自分と同じなんだ』ということです。
国籍とか経歴とかはもちろん違いますが基本的にはみんな同じなんです。
知らない世界を外からみて、すごい!って思うことがよくあります。
パブリック・スピーキングの世界チャンピオンや、ファイナルに出場するスピーカーはすごいっ!って思いました。最初は。 でも実際に話をしてみて、彼らの積み重ねてきた努力や、失敗談などを聞くと自分と同じだって思ったんです。
セミファイナルの舞台裏をみたときも、ファイナルの舞台をナマでみたときも、なにもかもが知れば知るほど自分が想像していたものよりもはるかに自分に近いところにあることがわかったのです。努力を重ねれば十分に肩を並べられるところに彼らはいるんだということを発見しました。
あれから4年がたちました。この4年の間に2回目の世界大会にも出場しました。
もちろん実際の実力にはまだまだ差があることは確かです。
でも気持ちとしては、「まあほとんどのセミファイナリストはたいしたことない」っていう感覚です。
感覚ですよ!感覚。
それくらいの感覚でいられる余裕があるということってものすごく重要なことだと思います。

僕が今日、ここで伝えたいメッセージはひとつです。
コンテストに挑戦することで、一度しかめぐってくることのないチャンスを後悔することなくチャレンジすることのできる自分を再発見してほしいです。

ピンチヒッターは1つの試合で一度しか出場する機会がないんです。
しかもその1回はとんでもない重要な場面にやってきます。
そのチャンスはもう二度とまわってくることはありません。
バットを振るか振らないか選択は自由、でも振らないことによる後悔はいつまでも心に留まります。
知らない世界をみて、「あの人はすごい」って思っているだけではなく、チャレンジしてやってみればわかるはずです。

特別な人はいない。みんな同じだっていうことが。

田村直樹

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