トーストマスターズ・インターナショナル日本支部、新体制を発足

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話し方、リーダーシップを学ぶ国際的な非営利団体であるトーストマスターズ・インターナショナルの日本支部(ディストリクト76)は7月1日より、新体制を発足させました。

トーストマスターズは話し方、パブリックスピーチ、リーダーシップを学ぶ国際的な非営利団体であり、18歳以上なら誰でも入会できます。会員20人~30人で組織されたクラブが世界中に存在し、世界141か国に16,200クラブ、約35万人の会員が現在活動しています。日本では、全国35都道府県に日本語・英語その他外国語のクラブ、計187クラブ、4,000人以上の会員が存在します。地域のクラブに加え、世界中に企業内クラブがあり、日本でも日本を代表する企業含めた多くの日系企業および外資系企業がクラブを有しています。

トーストマスターズの概要
https://district76.org/ja/about/
日本のクラブ一覧

全国のクラブ一覧表

トーストマスターズの期初にあたる7月1日には、石原堅ディストリクト・ディレクター(DD) を中心に、選出又は任命された9人の執行役員および9人の地域担当役員(ディビジョン・ディレクター)が任期を開始しました。

日本のトーストマスターズ組織図
https://district76.org/ja/organization_2018-2019

石原 堅DDのメッセージ
「トーストマスターズのプログラムは、1905年に現在のスタイルが確立され、教育プログラムとして年月を経て徐々に洗練されてきました。その際立った特徴のひとつは、運営そのものを教育プログラムの中に組み入れることにより会員自らによる運営を可能とし、良質なプログラムを安価で提供出来ている点です。人生100年時代におけるリカレント教育には、一時的な教育だけでなく時間をかけた訓練が不可欠です。学生からシニア層まで幅広くニーズのある社会人基礎力の中の傾聴力・発信力には特に有効なプログラムとなっており、生涯教育をリーズナブルな価格で提供出来ている点は、まさに人生100年時代の処方箋のひとつであると言えます。クラブという形式をとっているものの、毎回のミーティングは分単位で時間管理され、場面場面の責任の所在を明確にしながら進行するなど、無駄のない構成となっており、運営のマニュアルも充実しています。数十年継続して学ばれる方もおられ、まさに生涯教育にふさわしい内容となっています。また5月からデジタル化時代に対応した新プログラムPathwaysの日本導入を開始し、ますますその内容も充実してきています。

米国ではアップル、マイクロソフト、インテル、グーグルなど名だたる企業が取り入れているトーストマスターズのプログラムは、日本ではまだ知名度が低いものの、最近ではグローバル化を目指す米国企業本社からインド、中国、韓国、日本の支社へトーストマスターズ・プログラム導入の指示が出ているケースが報告され、日本でもそれら企業の支社あるいは本社からの要請に応じて対応を始めています。米国ではリーダーシップとコミュニケーションを訓練する効率的な方法として評価されており、やがて日系企業にも浸透すると考えています。トーストマスターズのプログラムの優れている点のひとつは、実業ではなかなか出来ない失敗や失策をリスクを極めて低く出来ることで、まさに失敗する場所と言って良く、失敗から多くを学べることが、私の場合実社会において活きています。」

トーストマスターズのグローバル・モットーである「Toastmasters: Where Leaders Are Made」を掲げ、今後は日本支部でもさらなる会員増加と認知度向上を図っていく所存です。

【ディストリクト・ディレクター 石原 堅 経歴】
米国駐在時に同僚が加入していたToastmasters Internationalの存在を知り、帰国後2011年から八王子のクラブに所属。2012年にクラブの広報担当副会長、2013年に教育担当副会長、2014年にクラブ会長、2015年にディビジョンディレクター、2016年にディストリクトクラブ担当ディレクター、2017年にディストリクト教育担当ディレクターを経て、2018年7月よりディストリクトディレクター。
国内機器メーカー勤務(現職)。マーケティング、商品開発などを経験し、現在は品質保証関係の業務を担当。

<お問い合わせ先>
トーストマスターズ・インターナショナル日本支部(ディストリクト76)
toastmasters@district76.org
http://district76.org/