コンテストFAQ

スピーチコンテストに関わるあらゆる情報は特設ページ2022-2023 Contests Contest Materials/コンテスト資料集にある「スピーチコンテスト規則集2022年7月1日〜2023年6月30日」に記載されています。こちらのFAQと合わせて内容を必ずご確認下さい。

コンテスト関連の質問は「運営について」「出場権について」「審査員について」の3つのカテゴリに分けています。下のリンクをクリックするとそれぞれ該当箇所へジャンプします。

>運営について
>出場権について
>審査員について


>運営について


スピーチコンテストは、どうしたら公平なものになりますか?


2022-23年のスピーチコンテストルールブックの3ページ目には次のように書かれています。「スピーチコンテストを実施したり参加したりする場合、記載された規則をよく読んでそれに従ってください。規則を順守することで、公正なスピーチコンテストを開催し、誰もが楽しめるイベントにすることができます。」


コンテスト委員長とマスターオブセレモニー(MC)との違いはなんですか?


一般的にコンテスト委員長は、コンテストを準備し、実行する責任者です。マスターオブセレモニー(MC)は、コンテスト開催日に進行役を務める総合司会者です。コンテスト委員長及びMCは同一人物になっても大丈夫です。コンテスト規則に記載されているコンテスト委員長の業務は必要に応じてMCとコンテスト委員長に分けることができます。


 スピーチタイトルをコンテストの時にプログラムに印刷したりパワーポイントなどで見せてもよいですか?


コンテスト委員長が見せる、見せないをご判断ください。見せる場合はコンテスタント全員を同じ扱いにするようにしてください。ルール上は問題ありません。参考までに、多くのコンテストではプログラムにスピーチタイトルを印刷することはありません。何故ならばスピーチタイトルは直前に変更されることもあり、ジャッジに事前にスピーチに関する情報は与えないようにするという方針のコンテストもあるからです。しかしスピーチコンテストのルールではスピーチコンテストのプログラムへの掲載やコンテスト中にパワーポイントで見せることは禁止されていません。コンテスト委員長が最善のご判断をされてください。


 スピーチコンテストをビデオ撮影あるいは音声を録音する際のルールについて教えてください。


もしスピーチコンテストをビデオ撮影あるいは音声を録音したいならば、予めすべてのスピーカーあるいはプレゼンターから書面で許諾書を受けなければなりません。撮影や録音を拒むスピーカーをビデオ撮影したりその音声を録音してはなりません。撮影あるいは録音を許可したスピーカーあるいはプレゼンターは、要求すればその記録メディア(CD, DVD等)を1部無料で受けることができます。撮影あるいは録音をする際には、出席者全員の安全をよく考慮し、スピーカーあるいはプレゼンターの気を散らせるようなことはしてはなりません。
ディストリクト主催の大会会期中におけるスピーカーならびにプレゼンターの撮影や録音は、同大会委員長の許諾をもってはじめて認められます。各大会の撮影や録音は、大会委員長あるいは同人から任命された代理人により統括管理されます。もし、1人あるいは複数の許可された会員が撮影や録音を行い、記録メディアを販売する際には、その経費のみが精算され、機器使用に費やした経費は精算されません。また販売から出る利益を受けとってはなりません。記録メディアの販売で得た利益は、ディストリクトの口座へ入金されなければなりません。


>出場権について


次の段階のスピーチコンテストに向けて出場者を指名してもよいのはどのような場合ですか?


クラブレベルでは、クラブが望むどんな方法で出場者を選出しても構いません。従って、クラブに限ってコンテストを開催せずにエリアレベルコンテストへの出場者を指名できます。ただし、コンテストを開催した場合はコンテスタントの人数に関わらずルールブックに従いコンテストを行います。コンテストルールに照らして失格になった場合(例:タイムオーバー)コンテスタントは次のレベルに進むことはできません。


エリアスピーチコンテストで出場者が1人しかいない場合でも、コンテストは開催しなければならないのですか?


その通りです。たとえコンテスト出場者が1人の場合であっても、コンテストにおいて時間不足または時間オーバーした場合、その出場者は失格となり、次のレベルのコンテストには進むことができません。


エリアスピーチコンテストで出場者が2名だった場合で、第1位が次のレベルのコンテストに参加できなくなり、かつ、もう1名の出場者が失格となった場合に、代わりに他の人を次のレベルのコンテスタントに指名することはできますか?


新たな出場者を次のレベルのコンテストに参加するよう指名することはできません。また失格とされた出場者の参加を認めることもできません。


スピーチコンテストに参加資格はありますか?

Toastmasters Pathways」学習体験のレベル1およびレベル2における完了証明書を取得済みであること、またはDTMを取得されている方は時期を問わず参加資格があります。


会員は、あるスピーチコンテストでコンテスト委員長を務め、別のコンテストではコンテスタントとして出場することが認められますか?


認められます。


エリアコンテストに何名の出場者が参加できますか?


4つ以下のクラブを擁するエリアについては、各クラブは2名の出場者を送ることができます。これはコンテストルールに準拠したディストリクト76の決定です。


会員は同時に2つ以上のコンテストに出場することができますか?


会員は、日本語と英語が別のコンテストである場合、この両方のコンテストに同時に出場できます。しかしながら、同一言語、尚且、同じ種類のコンテストの場合、2つ以上のエリアコンテストには出場できません。


私は次回のディストリクト大会で、教育ワークショップを実施することになっています。また、ディビジョンコンテストで優勝したので、ディストリクトコンテストに進みたいと思っています。しかし、ある人に私はディストリクトコンテストへの出場資格がないと言われました。本当でしょうか?


その通りです。さらに、エリア及びディビジョンレベルでもワークショップが実施されるなら、そのルールが適用されます。気をつけなければならないのは、日本語ワークショップのプレゼンターが英語コンテストのコンテスタントになる場合(あるいはその逆も)は、それが同一イベントの中であれば、言語の如何にかかわらず両方を行うことはできません。


>審査員について


審査委員になる必要条件は何ですか?スピーチコンテスト審査委員研修会に出席していることが必要ですか?


審査委員になるためには、正会員であることが必要です。さらにエリアよりも上のレベルのコンテストでは審査委員も「Toastmasters Pathways」学習体験のレベル1およびレベル2における完了証明書を取得済みであることが必須です。審査委員研修プログラムへの出席することは必須ではありませんが国際本部から強く推奨されています。


審査委員長になれるのは、どんな人ですか?


審査委員長になれる条件は審査委員と同様です。前出の質問を参考してください。


審査委員長の仕事は何ですか?


審査委員長の仕事は規則集の「審査委員長用チェックリスト」の項目を参考してください。


私は、今度のエリアコンテストの審査委員長です。ある人に、審査委員は自分の所属エリア以外から指名すべきで、所属エリア内からは指名してはいけないと言われました。しかし他のエリアからは私たちのエリアからずいぶん離れており、審査委員を招くのは難しい状況です。どうしたらよいでしょうか?


コンテスト規則により、エリアを構成するそれぞれのクラブから同数の審査委員か、または少なくとも5名の審査委員を選出することができます。当該エリアに所属してない会員を選定する条件はありませんので、そのアドバイスに従わなくも問題ありません。


エリアコンテストの審査委員長は他のエリアのコンテスタントであれば可能なのでしょうか?


2つのエリアコンテストがどちらも同一言語の場合は兼任はできません。言語が異なれば兼任は可能です。何故ならば日本語コンテストと英語コンテストはまったく別のコンテストとみなされるからです。
よりコンテストを公平に運営するために一つだけ考えていただきたいことがあります。コンテストルールでは可能ですが、同じエリアの他のクラブでジャッジを行うことは自分の将来の競争相手の審査をすることにもなります。その審査には恣意性が入る可能性があります。つまり利害関係が生まれる可能性の中で審査をすることになるということです。自分がエリアコンテスト出場者で、同じエリアの他のクラブで審査員で声をかけられた場合は、そのことをよく考えてご判断されるのが良いでしょう。


クラブコンテストで敗者だったコンテスタントは、自分のエリア、あるいは他のエリアコンテストで審査員ができますか?


クラブコンテストで敗退が確定してその上のコンテストにコンテスタントとして参加する資格も意思も共になければ、ルール上問題ありません。倫理規定に沿った審査をしていただけると信じております。


私は2つのクラブに所属しています。クラブレベルであれば他クラブのコンテスタントでも、自分のクラブの審査委員はできますか?


可能です。同じクラブコンテスト(同一日時、同一の場所で開催される同一のもの)の中での兼任はできませんが、2つのクラブコンテストに於いては一方で審査委員、もう一方でコンテスタントになることは可能です。


 私はコンテスタントですが入賞することはできませんでした。どうも時間オーバーで失格したようなのですが、私のスピーチの時間を知ることはできますか?


審査委員長の判断に委ねられています。ルールブックには時間を発表してもよい、発表してはいけないともどちらとも書かれていません。審査委員長が最善の判断をしてください。ただし、審査委員長はコンテストルールに従い、コンテスト終了後、各審査員の審査結果、集計用紙、時間記録用紙は破棄しますのでその後は教えることはできません。


審査委員の名前を知ることはできますか?


コンテストが終了したら「審査員の名前は匿名とする」規定は効力を失います。コンテスト委員長の判断で公開することが可能です。コンテストルールのいうところの「審査委員の名前を匿名とする」とはそのコンテストの実施前および実施されている間です。ただし公開することのメリット、デメリットを考慮のうえ慎重にご判断ください。