日本のトーストマスターズ史

日本のトーストマスターズ史

日本におけるトーストマスターズの活動は、福岡と東京で始まりました。 ミーティングを開催したのは福岡が最初ですが、1954年にチャーターした東京トーストマスターズクラブが日本最古のクラブといえます。約20のクラブがチャーターした後、「日本トーストマスターズ評議会」(Japan Toastmasters Council, JTC) が設立されました。 これは、日本中の様々なクラブの活動を調整し、まとめるために作られた組織で、国内の役員に対して役員研修が提供されるようになりました。

JTCとして長い年月を経て、2000年7月、クラブ数が43に達し、日本は準ディストリクト (Provisional District) として承認されます (「ディストリクト76P」といいます)。

準ディストリクトとなっても、険しい道のりが続きました。本格的なディストリクトとなるためには、活動状態にあるクラブが 61以上必要です。 メンバー達の奮闘が始まりました。さらに多くのクラブをチャーターさせるために大変な努力を重ね、その甲斐あって、年間5クラブの成長を達成できるようになりました。

そしてついに、2004年2月、日本は完全なディストリクトとして承認されました。

日本が準ディストリクトからディストリクトとなったことで、大きく2つの点が変わりました。 1つは、国際スピーチコンテストに、全日本の優勝者を送り込むことができるようになったことです。 2つ目は、ディストリクトガバナーをはじめとする日本のリーダーが、International Directorになる資格を与えられたことです。

2011年7月から2012年6月までの運営年度において、ディストリクト76は世界の全87ディストリクト中5位という輝かしい成績をおさめました。

2022年5月の時点で、ディストリクト76は、クラブ数 223 クラブ、会員数 約4,200 名にまでに成長を遂げています。

日本トーストマスターズ評議会議長
ディストリクト状況 任期 議長
日本トーストマスターズ評議会 1986-1987 Toru Mori
1987-1988 Robert Kephart
1988-1989 Takashi Kawano
1989-1990 Fumiaki Okuno – Robert Ryker
1990-1991 Takeshi Izutsu
1991-1992 Chiaki Watanabe
1992-1993 Shinya Tohda
1993-1994 Robert Glino
1994-1995 Akira Saito
1995-1996 Takashi Hayashi
1996-1997 Terry Tomita
1997-1998 Peter Fujiyama
1998-1999 Rika Oshima
1999-2000 Haresh Kirpalani
ディストリクトガバナー
ディストリクト状況 運営年度 ディストリクトガバナー
準ディストリクト 2000/7-2001/6 稲垣 慎太郎
2001/7-2002/6 大町 慶子
2002/7-2003/6 Michael Sorey
2003/7-2004/6 稲継 正彦
ディストリクト 2004/7-2005/6 L. Gibbons
2005/7-2006/6 大町 慶子
2006/7-2007/6 滝本 荘子
2007/7-2008/6 鈴木 節士
2008/7-2008/11 佐々木 晃
2008/12-2009/6 滝本 荘子
2009/7-2010/6 田村 実
2010/7-2011/6 松本 晴子
2011/7-2012/6 鈴木 文三
2012/7-2013/6 川内 和子
2013/7-2014/6 近江 喜一郎
2014/7-2015/6 渡邊 久
ディストリクトディレクター
ディストリクト状況 運営年度 ディストリクトディレクター
ディストリクト 2015/7-2016/6 東 公成
2016/7-2017/6 二名 澄子
2017/7-2018/6 北村 恭子
2018/7-2019/6 石原 堅
2019/7-2020/6 マシュー・D・オンビ
2020/7-2021/6 大橋 祐介
2021/7-2022/6 松本 真紀