全国大会レポート(5): ワークショップ「やってみよう、ビジネスプレゼン」

5月11日に行われた全国大会(東京・船堀)でのワークショップ「やってみよう、ビジネスプレゼン」の参加者レポートです。


参加者は「たくさんのビジネスプレゼンテーションを経験してきたビジネスパーソン」という印象の方々が多く、「半端なスキルの私、大丈夫かっ!」などと内心ドキドキしていましたが、そこはトーストマスターズ。開始までの数分で同じテーブルの方たちと会話が始まり、気が楽になってきたことを覚えています。

そうこうしているうちに、司会者のTM Gotoがワークショップの開催を宣言しました。
最初は同じテーブルの参加者同士で自己紹介。すっかり緊張も解けて気分も上がってきました。

いよいよ本編が始まりました。ワークショップは2部構成です。
第1部はTM Yamauchiによる「プレゼンテーションの構成」。
イギリスのコンサルティング会社、m62のプレゼンテーションの技術を紹介したプログラムで、(1)イントロを考える (2)プレゼンの構成要素 (3)クロージングを強化する (4)まとめ:プレゼンテーションの最終見直し、の4つに分かれていました。アカデミックな内容でしたが、どのパートも豊富な例やデータ・グラフを使って、理解できるよう工夫されていました。

例えば(1)のイントロ。イントロにはいくつかのパターン(信頼の獲得・巻き込むための問いかけ・注意を強く引くetc.)があること、その実例など。私はスピーチの最初に質問をすることが多いのですが、これは“巻き込むための問いかけ”なんだな・・と認識。
印象に残ったのは④のプレゼンテーションの最終見直しでした。たくさん作ったスライドから使うものを選定すること、セクションに分けることなどたいへん勉強になりました。

1時間弱の時間がアッという間に過ぎました。
「そうか、プレゼンテーションってこんなに奥が深いものだったんだ。こんなに技術が確立されていたんだ・・いやいやいやいや・・参りました。』と参っているうちに休憩が終わりました。

第2部はTM Hokariによる「ビジュアルエイドで行こう」。
第1部がアカデミックだったとすれば、第2部はプラクティカル、という言葉がぴったりでした。最近のビジネススライドの主流の(1)フォント(2)ビジュアル(3)配色、そして(4)おまけという、こちらも4パートの構成です。

TM Hokariは惜しげもなく私たちに答えをくれました。フォントは何を選ぶべきか?どのフォントの組み合わせが良いか?ビジュアルを良くするにはどうすれば良いのか?図表はどうやって見せるか?今流行の配色は何か?色は何色まで使って良いのか?(まだまだあるのですが・・)
おまけとしてお役立ちサイトの紹介までありました。
さらに、当日のプレゼンテーション資料のダウンロードまでできるというサプライズ!もはや嬉しい涙目です。
そして最後にTM Gotoによる閉会の言葉。充実した2時間のワークショップでした。

実は、その後,教えて頂いた事をガンガン実践しています。といってもビジネスプレゼンテーションの機会があったわけではないのですが、会議資料やPOPを作成した際に、構成やビジュアルなど格段にレベルアップしたと思っています。

最後になりますが、ワークショップを終えての感想は、楽しかった!勉強になった!モチベーションが上がった!です。期待以上でした。また、他の地域のTMCメンバーとお話しすることもできましたし、アドバンスドクラブメンバーの実力を目の当たりにして感動しました。
これからも様々なワークショップへ参加したいと思っています。